"Maison Ikkoku" Kyoko Otonashi & Yusaku Godai Label / Kildalton 2009 Hogshead 54.2% 700ml

ファン待望の高橋留美子作品が登場！『めぞん一刻』ラベル・ウイスキー、2本同時リリース！

単行本発刊部数は２億冊を超え、長きにわたり漫画界を牽引する大人気漫画家、高橋留美子。数ある代表作のひとつが『めぞん一刻』です。『めぞん一刻』は、『うる星やつら』が「少年サンデー」で連載中の1980年、同年創刊の青年コミック誌『ビッグコミックスピリッツ』にて連載が始まりました。

「時計坂」という町にある古いアパート「一刻館」の住人・五代裕作と、管理人としてやって来た若い未亡人・音無響子を中心としたラブストーリー。等身大の人物像や個性豊かで強烈な住人たちとのやりとりもにぎやかに、切なくも心温まる展開、笑いと涙、ハートフルな物語で、当時の若者たちから圧倒的な支持を得ました。80年代を代表するラブコメディは、今もなお世代を超えて愛され続けている作品です。

山岡秀雄が選んだ1本はグレングラント1998。ウイスキー蒸留所が集まる小さな町、スペイサイドのローゼスに古くからある蒸留所です。25年の長きにわたる熟成が醸し出す針葉樹からミルキーでフルーティーへと移りゆく複雑な香り、ドライで程よいウッディーさとフルーティーな味わい、オーソドックスで、ノスタルジックなスペイサイドモルトを体現しています。

もう1本は、アイラ島南岸にある、アイラの中でも屈指のヘビリーピーテッドとも言われる蒸留所で造られたキルダルトン2009。ピーティーな中にほのかに漂うレザーや土の香り、味わいはモルティーでスモーキー、スパイシーなフィニッシュ。徐々にハウススタイルがでてくるシングルモルトです。

胸の奥がキュンとするようなあの頃の思い出――誰にでもある青春の1ページ。珠玉の1杯を楽しみながら、思いを馳せるのもいいものです。

【テイスティングノート】

アロマ：ピート焚きした麦芽の殻。甘いピートの煙。ほのかにレザーや土の香り。

フレーバー：モルティーでスモーキー。徐々に、口の中にタンニンの渋みが広がる。あたたかい胡椒のようなフィニッシュ。加水すると、レザー感が強くなる。

総合評価：最初は、麦汁っぽいが、徐々にタールのような土っぽいハウススタイルがでてくる。

漫画×ウイスキーが生む新感覚、味わうたびに広がる物語。

元小学館の漫画編集者である山岡秀雄氏は、
多くの人にウイスキーの多様性と魅力を伝えたいという思いから、
「漫画×ウイスキー」という独自の発想を形にしました。

2017年、山岡氏と小学館集英社プロダクションによるプロジェクトが始動。
このプロジェクトでは、山岡氏が選び抜いた最高品質のウイスキーに、
漫画や芸術作品をモチーフとしたラベルを添えることで、
新しい楽しみ方を提案しています。

漫画やアニメ、名画、アート作品など多彩なラベルを通じて、
ウイスキーの世界への入り口を提供し、
さらにその多様性を探求し続けています。

この取り組みは、ウイスキー愛好家だけでなく、
新たな視点でウイスキーに触れたいすべての方々に向けた、
魅力的な文化発信でもあります。