NARITA ITTETSU KIRIE LABEL「Main Malt」SECRET ISLAY 2017 4YO
切り絵作家・成田一徹(なりた・いってつ)――サラリーマン生活のかたわら切り絵に目覚め、切り絵作家として独立。新聞、雑誌、書籍を中心に、街の情景や市井で暮らす人々、職人の仕事や生き様など多彩なテーマで作品を精力的に発表、その数は数千点にも及びます。
中でも、成田一徹がライフワークとして作り続けたのが、BARの切り絵です。BARという空間(場所)と、そこで客をもてなすバーテンダーたちをこよなく愛し、BARという世界の魅力を切り絵という表現方法で形に残し続けました。BAR業界では、いつしか成田一徹の切り絵を自分の店に飾ることが、ステータスとなりました。彼が愛してやまなかったBARの切り絵は1千点以上、多くの作品集や著書を残しましたが、2012年10月急逝されたことが惜しまれます。
このたび、WHISKYMEWでは、没後10年となる今年、成田一徹切り絵作品をデザインしたラベルのウイスキーをリリースします。
成田一徹は、自分が気に入ったお店や心許せる親交の深いバーテンダーをモチーフにしたものしか作品として残しませんでした。そんな作品の中から、今回ラベルに選んだのは、『メインモルト』と『呂仁(Rogin’s Tavern)』の2作品。レアなバーボンやモルトが飲める大阪・守口「呂仁」、関西きってのモルトバー「メインモルト」(神戸)、どちらも一徹が何度も通った名店で、生涯に何度も切り絵のモチーフになりました。
ウイスキーは、蒸留所非公開ですが、どちらもアイラ島にある蒸留所のシングルモルトです。「シークレットアイラ2013」は、ピーティさとともに極甘シェリーのペドロ・ヒメネス樽由来の甘く重厚な香りと味わいを、Very Young Islayと銘打った「シークレットアイラ2017」は、爽やかでモルティな甘さとヘビリーピーテッドなスモーキーさとの調和を、それぞれアイラらしさを醸し出しながらも、異なった個性を楽しむことができます。山岡秀雄と両店のマスターとで選んだシングルモルトです。
成田一徹の切り絵の世界と、そこに描かれた老舗BARの雰囲気に浸りながら、お気に入りの1杯をお楽しみください。
【テイスティングノート】
香り:甘く、スモーキー。ピート焚きした麦芽の殻。すっきりとした柑橘類の皮と、リンゴの皮。主張の強い、スイカズラの花の香り。
味わい:さわやかで、透明感のあるピーティさ。スパイシーでモルティー。レモンの果肉と、麦汁の甘さ。
フィニッシュ:若いが、飲みやすく完成度が高いヘビリーピーテッドのアイラモルト。ストレートでも、ハイボールでもどんな飲み方でも楽しめる。
総合評価:若いが、飲みやすく完成度が高いヘビリーピーテッドのアイラモルト。ストレートでも、ハイボールでもどんな飲み方でも楽しめる。
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