Kilchoman 2011
今回セレクトしたのは、2011年ヴィンテージの6年。フレッシュ・バーボン樽で熟成された味わいは、フルーティーかつモルティーで、柔らかな塩味とともに爽やかな潮風が感じられる、まさに正統派キルホーマンとも言えるボトルです。
また、本ボトルのセレクトに合わせて、キルホーマン蒸溜所からセールス&マーケティングマネージャーのピーター・ウィルズ氏が来日。『M's Tasting Room』にお越しいただき、キルホーマンの特徴や魅力を語っていただきました。
― キルホーマン蒸溜所について
ウィルズ氏『キルホーマン蒸溜所は2005 年に創業しました。アイラ島では124 年ぶりに誕生した蒸溜所で、2009 年にシングルモルトをリリースし、今年で9 年目になります。』
― 他にはない特徴とは?
ウィルズ氏『キルホーマンは、アイラ島で伝統的だったファーム・ディスティラリー(農場蒸溜所)の理念に基づいており、アイラ産の原材料にこだわり、使用しているモルトの一部は自社の畑で栽培したものです。
他の蒸溜所と比較しても非常に小さなポットスチルを使っており、少人数の職人達によって丁寧にウイスキー造っています。また、フェノール値も50ppmと高めにしており、非常に力強い味わいが特徴ですね。』
― 最近では様々なカスクタイプのボトルもリリースしていますね?
ウィルズ氏『はい。新しい蒸溜所ですから、常に新しいことにチャレンジしています。
例えばワインカスクがそうですね。また、シングルカスクを毎年リリースしているほか、ロッホゴルムや100%アイラといった限定商品にも力を入れています。』
― 今回のカスクについて
ウィルズ氏『非常に良いカスクを選ばれたのではないでしょうか。私自身の考えですが、キルホーマンの香りや味を最も的確に表現しているのはバーボンカスクだと考えています。もちろん他のカスクも美味しいですよ! ( 笑) ですが、バーボンカスクから得られるテイストからは、我々が表現したい麦の旨さや、力強いピート香が最も強く表われていると感じます。そういった意味でも、このカスクは非常に良質なカスクだと思います。』
[テイスティングコメント]
海草、潮の香り、ハーブ、スモーキーな芳香。
オイリーで燻香が広がりクリーミーで甘さが広がる。胡椒、ピート、ほのかに塩っぽさが残る。
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